夜勤看護師の一日の勤務スケジュール

夜勤看護師の一日の勤務スケジュール

2013年に日本看護協会による「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」が完成されました。

 

その中で、勤務と勤務の間隔は11時間以上あけること、勤務の拘束時間は13時間以内とすること、夜勤の連続回数は2回まで等11項目の勤務編成の基準が提言されました。これにより今までスタンダードだった3交代制や2交代の16時間夜勤が見直され、拘束時間を減らした13時間夜勤を取り入れる施設も徐々に増えてきました。

 

しかし、人員確保の問題や現在の体制から新体制への移行が難航していたり、職員からの反対などまだまだ16時間夜勤体制のままの病院も多いのが現状です。3交代、変則2交代、2交代制度の夜勤が混在している中で、それぞれ夜勤専従看護師がどのようなスケジュールで働いているか説明していきたいと思います。

 

夜勤の勤務時間帯と休憩時間

交代業務の勤務時間は基本的に下記の3種類になります。

 

@2交代勤務の16時間夜勤
日勤8:30〜17:00、夜勤16:30〜9:00のような夜勤16時間制
16時間制夜勤の場合は大体18−20時ころにかけて交代で、30分から1時間ほどの準夜勤帯の食事休憩があります。深夜帯では0時−2時、2時―4時、4時―6時の時間帯で1.5時間から2時間ほどの仮眠休憩が交代であります。施設によって計2−3時間の休憩時間を決められている所が多いです。

 

A二交代勤務12時間夜勤
日勤8:00−17:00、長日勤(ロング日勤)8:00〜20:30、夜勤20:00〜8:30の3つの勤務帯が存在します。ロング日勤は日勤者の中で3,4人ほどが20:30まで残業し夜勤者に申し送る形の勤務です。日勤は12時前後に1時間の休憩、長日勤はお昼休憩と別に15時ころに30分ほどの小休憩が設けられているところもあります。12時間夜勤の休憩は1.5−2時間ほどの休憩時間が設けられています。施設によっては、30分と1時間など分かれて休憩時間が定められているところもあります。

 

B3交代勤務
日勤8:00〜17:00、準夜16:30〜0:30、深夜0:00〜8:30の8時間制。
それぞれの勤務時間で基本的に1時間の休憩時間が定められていることが多いと思います。
どの勤務帯でも前後に30分前後の申し送りの時間があり、前後30分ずつは別の勤務帯の勤務者と協働する形になります。

 

上記のいずれかの時間帯で働いている人がほとんどです。まだ16時間制の病院が多いと思いますが、13時間制の病院も徐々に増えてきています。

 

病院での夜勤の業務としては、検温、食事介助、与薬(内服)、点滴管理、吸引、排泄介助(トイレ介助、おむつ交換)、体位変換、血糖測定、注射、消灯後の巡視、手術患者のお迎え、検査のお迎え、翌日の手術や検査の準備、採血、記録、緊急入院の対応など多岐にわたります。

 

スケジュール(2交代16時間勤務の病棟看護師場合)の一例

 

準夜勤
16:30 申し送り、受け持ちに挨拶
17:00 血糖測定、点滴準備
18:00 配膳、食事介助
19:00 下膳、食後の配薬(交代で食事休憩)
20:00 検温、血糖測定、イブニングケア(口腔ケアなど)
21:00 消灯、眠前薬の配薬
22:00 ラウンド、吸引、体位変換(2時間おきに行っていく)
24:00 ラウンド、準夜勤の記録、深夜分の点滴準備

 

深夜勤
2:00 ラウンド(交代で仮眠休憩)、コスト作成
4:00 ラウンド、当日薬の準備、検査準備
6:00 起床、検温、手術、検査の準備
7:00 採血、血糖測定
8:00 朝食配膳、食後薬配薬、深夜分の記録
9:00 日勤へ申し送り

 

 

2交代(13時間勤務の場合)
20:00 情報収集、申し送り
20:30 巡視、検温、点滴作成、トイレ介助
21:00 消灯、眠前薬の配薬
22:00 ラウンド、吸引、体位変換(2時間おきに行っていく)
24:00 ラウンド、準夜勤の記録、深夜分の点滴準備

 

深夜勤
2:00 ラウンド(交代で仮眠休憩)、コスト作成
4:00 ラウンド、当日薬の準備、検査準備
6:00 起床、検温、手術、検査の準備
7:00 採血、血糖測定
8:00 朝食配膳、食後薬配薬、深夜分の記録
9:00 日勤へ申し送り

 

以上が基本的な2交代制の場合の夜勤の勤務スケジュールになります。

 

13時間勤務の夜勤の場合は患者さんが夕食まで終えた状態から勤務が開始するので、ほとんど患者さんが就寝している時間帯の勤務になります。

 

落ち着いているとデスクワークや巡視がメインになります。16時間夜勤の場合は、勤務開始後に少ない夜勤人数で食事の準備や介助から始まるため、外科病棟などは手術患者さんのお迎えなどが重なると準夜帯はばたばたするでしょう。

 

13時間夜勤の場合は出勤時間が遅いため、夜勤入り前の時間をどう有効に過ごせるか等それぞれのライフスタイルに合わせた働き方を考えてみる必要があります。

 

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